京都の紅葉は、日本の伝統文化や仏教美術に触れながら、自然の美しさを感じることができるところです。この紅葉を満点の星空の下でライトアップされると更に昼とは違った幻想的な美しさを感じることができます。ライトアップされる寺社の穴場的なところを紹介していきます。京都は平日か、朝早く人の少ないときに歩くと本当の京都を感じられますよ。私も帰省時には朝6時頃少し足を伸ばして嵯峨野をよく散策しています。
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京都の紅葉とライトアップされる穴場スポット
京都にはたくさんの紅葉スポットがあります、その紅葉をライトアップされた夜の景色も素晴らしいです。おすすめの穴場スポットと見どころをご紹介します。
東寺の紅葉の見どころ時期とライトアップ
東寺は、京都市南区の世界遺産に登録されている真言宗の総本山で、平安時代に空海が開いた寺院です。紅葉の見頃は例年10月下旬から12月上旬で、境内の約2000本のカエデやイチョウの木があり順に色づきます。
東寺の紅葉の見どころは、五重塔や金堂・講堂と紅葉とのコントラストや、瓢箪池を中心とした回遊式庭園の池に映える紅葉は目を見張る美しさです。五重塔は高さ55mの国宝で、金堂・講堂は国宝に指定されている重厚な建物で、金堂には仏像や絵画などの貴重な文化財が安置されています。
東寺のライトアップ時刻
東寺では例年紅葉のライトアップが行われています。2023年は11月1日から12月10日までの予定です。ライトアップの時間は17:15から21:30(最終受付21:00)で、宝物館の「東寺名宝展」に加えて、境内のライトアップと金堂と講堂の夜間特別拝観が行われます。拝観料は大人1000円、高校生500円です。
ライトアップでは、五重塔や金堂・講堂が照らされ、紅葉との調和が美しいです。また、瓢箪池に映る紅葉やライトが幻想的な雰囲気を醸し出し見応えがあります。
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東寺へのアクセス
JR京都駅下車 徒歩15分
近鉄京都線東寺駅下車 徒歩5分
京阪東福寺駅下車 徒歩10分
市バス「京都駅」から208系統に乗って「東寺東門前」で下車 徒歩1分
市バス「祇園四条駅」から207系統に乗って「東寺西門前」で下車 徒歩3分
東寺の駐車場
東寺の専用駐車場ですが、台数が多くありません。
駐車料金は普通車が1000円です。
近くにコインパーキングもありますが、紅葉シーズン等は混雑しますので、下車駅からも近いので、公共交通機関を利用されることをおすすめします。
瑠璃光院紅葉の見どころ時期とライトアップ
瑠璃光院は、近年人気のライトアップスポットです。京都市左京区の嵯峨野にある日蓮宗の寺院で、元は明治時代の実業家・田中源太郎の別荘だったところです。カエデなどが分布し、紅葉のライトアップは「瑠璃光院夜間特別拝観」として行われており、書院の周囲の紅葉が照らし出されます。紅葉と漆塗りの机の天板などに映り出された逆さ紅葉が美しいと言われています。また叡山ケーブルでもナイター営業が行われます。。
拝観期間は、令和5年10月1日(日)~12月10日(日)で書院の周囲の紅葉がライトアップされ、幻想的な雰囲気を味わえます。紅葉の見頃は例年10月下旬から12月上旬で、境内の約200本のカエデが色づきます。気をつけたいのは、11月1日~12月3日は予約拝観期間になることです。混雑を避けてゆっくりと鑑賞したいときはこの期間に予約されての紅葉が最適です。
瑠璃光院のライトアップと時刻
瑠璃光院のライトアップの見どころは、書院の二階にある机に映る紅葉や、色とりどりに照らされる瑠璃光院の庭でしょう。机に映る紅葉は「幻の紅葉」「紅葉リフレクション」とも呼ばれ、神秘的な風景を見せてくれます。瑠璃の庭は、瑠璃色に輝く浄土の世界を表わしたといわれる庭園で、鮮やかな色にライトアップされます。
瑠璃光院のライトアップの時間は17:15~21:30(最終受付は、21:00)です。
瑠璃光院へのアクセス
瑠璃光院は京都市左京区にある無量寿山光明寺の別院で、紅葉の映り込みが美しいことで有名です。紅葉の特別拝観期間中は、周辺の道路は大変混しますので雑瑠璃光院へは公共交通機関を利用することをおすすめします。
瑠璃光院へのアクセス
電車の場合
京都駅から京都地下鉄烏丸線に乗って「四条駅」で下車乗り換え
京阪本線に乗って「出町柳駅」下車乗り換え
出町柳駅から叡山電鉄本線に乗って「八瀬比叡山口駅」で下車
八瀬比叡山口駅から徒歩約10分
所要時間は約46分で、運賃は670円です。
バスの場合
京都駅前から京都バス17系統で「八瀬駅前」下車
八瀬駅前から徒歩約9分
所要時間は約53分で、 運賃は390円です。
例年、バスは渋滞や待ち時間の影響を受けやすいので、時間に余裕を持って出掛けることをおすすめします。
車利用
車で行く場合は、京都駅から国道367号を経由で約35分程で行けますが、瑠璃光院には駐車場がないので注意してください。
調べたところ、近くに「京都ガーデンテラスparking」がありますが、8台しか止められなく、営業時間も9時から16時30分までと夜間はやっていません。
私は、京都に帰省時は、出町柳の「京都市出町駐車場」に停めて出町柳駅から叡山電鉄本線に乗って「八瀬比叡山口駅」で下車します。
八瀬比叡山口駅から瑠璃光院へは、徒歩約10分でいけます。
永観堂 紅葉の見どころ 時期とライトアップ
永観堂は南禅寺から少し歩いたところにあり「もみじの永観堂」と言われるほど有名な紅葉の名所で、正式には永観堂 禅林寺といいます。境内には、約3,000本の紅葉が植えられており例年11月上旬から下旬頃にかけて、ヤマモミジを中心とする木々が色付き、境内を鮮やかに彩ります。特に放生池にかかる極楽橋から見る紅葉の景色は絶景です。また、本堂には振り返る阿弥陀如来が安置されており、天井や柱には極彩色の絵が描かれています。永観堂は秋の特別寺宝展期間中(11月上旬~12月上旬)には夜間特別拝観(ライトアップ)も行われ、幻想的な雰囲気を楽しめます。
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永観堂のライトアップと時刻
永観堂は秋の特別寺宝展期間中(11月上旬~12月上旬)には夜間特別拝観もありライトアップも行われ、幻想的な京都の紅葉を楽しめます。
永観堂のライトアップの見どころを上げると
多宝塔と水鏡
境内の最も高い場所にある多宝塔は円形と方形の二重塔で、九輪と水煙が屋根に付けられています。多宝塔は約700基の照明でライトアップされて放生池に映り込んで水鏡のようになります。水鏡はライトアップにしか見られない貴重な光景です。
放生池と極楽橋
放生池は捕らえた魚などを殺さずに放す放生会を行うための池で、東山を借景にした池泉回遊式庭園です。放生池周辺にも紅葉が植えられライトアップされた紅葉と池の水面のコントラストが美しいです。この放生池にかかる極楽橋から見る紅葉と池の景色も素晴らしいところです。
阿弥陀堂
阿弥陀堂は、永観堂の本尊である振り返る阿弥陀如来が安置されている建物で、阿弥陀堂は塗り替えられて鮮やかな極彩色に彩られています。ライトアップ時には、この阿弥陀堂の極彩色の色彩がさらに際立ってみえ美しいです。
永観堂へのアクセス
電車の場合
京都駅から地下鉄東西線で「蹴上駅」下車
蹴上駅から徒歩約15分
所要時間は約25分 運賃 260円
車でのアクセス
京都駅から国道367号を経由で約30分ですが
紅葉の時期は周辺の道路も大変混雑します。また、昨年の秋の特別寺宝展期間中(11月上旬~12月上旬)には自家用車の利用が不可となりました。
できるだけ公共交通機関を利用することをお勧めします。
永観堂の駐車場
永観堂には専用の駐車場はありません。
周辺の有料駐車場を利用する必要がありますが、近い駐車場は「岡崎公園駐車場」で、収容台数は506台ありますが、永観堂から徒歩約14分程掛かります。
それでは、京都の素晴らしい紅葉狩りをお楽しみください!