奥入瀬渓流は、青森県十和田市にある美しい紅葉スポットです。秋には渓流沿いの木々が赤や黄色に色づき美しい渓流となります。奥入瀬の紅葉は、例年10月中旬から11月上旬に見頃になりますが、天気や気温によって変わることもあります。この奥入瀬の紅葉の情報や時期等紹介していきます。
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奥入瀬渓流と紅葉の名所スポットと見頃時期
奥入瀬渓流は、十和田湖畔の「子の口」から焼山までの約14キロメートルにわたる奥入瀬川の渓流です。渓流沿いは遊歩道が車道に沿うように整備されていて散策できます。見どころに併せてバス停があります。レンタサイクルも有るので体力に併せて散策法を選べます。奥入瀬渓流は十和田湖畔の「子の口」から約14kmの下流に位置する「焼山」まで続きますが、名所が集中しているのは「子の口」から約9kmの地点にある「石ヶ戸」までで、ここまで歩けば奥入瀬渓流の一通りの見所を見たといえます。途中バス停や石ヶ戸には休憩所や売店もありますので、ゆっくり休みながら帰りのバスを待つことが出来ます。渓流の両岸にはブナやカエデ、ヤマモミジなどの木々が茂っていて、紅葉の季節には色とりどりに映えます。遊歩道は整備されていて、歩いたり自転車に乗ったりして散策できます。途中にはたくさんの名所や見どころがあります。奥入瀬渓流の紅葉は、10月の中旬から11月の上旬が見頃です。奥入瀬渓流への十和田湖畔からの入り口「子の口」から順に見どころを紹介していきます。
奥入瀬渓流最大の「銚子大滝」
銚子の滝は、奥入瀬渓流で一番大きな滝です。滝の右手に伸びる断層や左から流れ込む寒沢の影響でできたと考えられています。高さは7メートル、幅は20メートルあります。水が勢いよく流れ落ちる様は迫力があります。銚子の滝は、四季折々の景色を見られます。秋の鮮やかに彩どる紅葉は勿論ですが、春は新緑が、夏は水しぶきの涼しさが心地よく、冬は氷瀑と呼ばれる氷に覆われた滝が見る事ができます。
九段の滝は岩が印象的
九段の滝は、名前の通り岩の表面が段々になっている上を滑り落ちるかのように水が流れていく落差15mの滝です。岩の形が印象に残ります。
白糸の滝は白い糸模様のよう
白糸の滝は、奥入瀬渓流左岸の奥まったところにある細く長い滝ですが奥にあるためバスの車窓からは木々の合間からしか見ることが出来ませんでした。高さは約30メートルあります。水が白い糸のように見えることから呼ばれています。
雲井の滝は３段の流れ
雲井の滝は、奥入瀬渓流の右岸にある険しい断崖から水が３段の流れとなって飛び出して落ちる滝です。高さは約20メートルあります。水が空に向かって跳ね上がる様子が雲に似ているから、そう呼ばれています。バス停から滝の近くへも行けます。滝の周りには苔むした岩があり滝の音と風景が印象に残るところです。
「阿修羅の流れ」とは六面四臂から
「阿修羅の流れ」は、奥入瀬渓流の石ヶ戸休憩所近くにあり、渓流が複雑で流れも速く、奥入瀬渓流の中でも最も美しいところです。阿修羅という名は、仏教に出てくる顔が6つ、手が4本ある六面四臂の姿をした仏像の姿からです。水が6つに分かれて4つの方向に流れる様子が、阿修羅に似ているからそう呼ばれています。、絶え間なく続く川の流れと紅葉が神秘的なほど美しいです。
石ヶ戸
石ヶ戸」は、この地方の言葉で石でできた小屋という意味です。遊歩道がつながっているので歩いてみると、巨大な岩のオブジェがありました。ここには奥入瀬渓流唯一の売店があります。木々の紅葉が美しいです。
三乱の流れ
売店から少し歩くと激しい水音が聞こえてくるので判るでしょう。
三乱の流れは、1つだった流れが3つに分かれる様から名付けられたもので、奥入瀬渓流を代表する流れの一つ。3つの流れが再び合流し上流の流れとは違い、川幅も広くゆったりとしています。紅葉のトンネルが綺麗なところです。
以上が、十和田湖湖畔側入り口の「子の口」から「三乱の流れ」までの奥入瀬渓流の名所と見どころです。他にも「屏風岩」や「九十九島」など素晴らしい景色がたくさんあり奥入瀬渓流の四季折々の表情を楽しませてくれるところで又行きたくなる所です。
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紅葉の奥入瀬渓流を歩く動画
奥入瀬渓流へのアクセス
奥入瀬渓流は、青森県十和田市にある約14kmにわたる渓谷で、滝と秋の紅葉が美しいことで有名です。奥入瀬渓流へのアクセス方法を紹介します。
車で行く場合
東北自動車道の十和田湖ICで降りて、国道103号を経由して十和田湖へ向かいます。そこから国道103号・102号を約24kmほど走行すれば、奥入瀬渓流の入口である焼山に到着します。焼山からは奥入瀬渓流沿いに遊歩道が整備されており、散策やサイクリングを楽しむことができます。車での所要時間は、青森市から約2時間、八戸市から約1時間半、盛岡市から約2時間半です。渓流上流の十和田湖湖畔の子ノ口からも散策できます。
-バスで行く場合
青森駅、三沢駅、八戸駅からJRバス「十和田湖休屋行き」のバスがでています。焼山バス停で下車すれば、奥入瀬渓流の入口に到着します。バスの所要時間は、青森駅から約1時間30分、三沢駅から約1時間15分、八戸駅から約1時間30分です。ただし、毎年11月～4月中旬までは運休期間となっていますので確認してからお出かけ下さい。
JRで行く場合
JR東北新幹線や在来線を利用して八戸駅や七戸十和田駅へ向います。そこからバスがでていますので焼山バス停まで向かいます。電車とバスでの所要時間ですが、待ち時間含めないで東京駅から約4時間半、仙台駅から約3時間半です。
奥入瀬渓流近くの駐車場と渋滞と交通規制
奥入瀬渓流の駐車場の駐車場ですが、以下の3か所があります。駐車場の様子と料金は次の通りです。
焼山駐車場
渓流の下流側にある、約250台程収容できる無料の駐車場です。近くには、渓流の駅や奥入瀬渓流館があります。
石ヶ戸駐車場
渓流の中間地点にある70台収容できる無料駐車場です。
休屋駐車場
十和田湖側にありここは有料駐車場で、1日500円かかります。近くには十和田湖遊覧船の乗り場があります。
紅葉の時期には、マイカーの交通規制がかかることもあります。その場合は、焼山駐車場か休屋駐車場しか利用できません。例年国道102号線の、惣辺交差点から子の口交差点まで通行止めになります。この間シャトルバスやレンタサイクルを利用できます。
紅葉の時期は、渋滞しがちです。特に休日や昼間は混みやすいです。渋滞を避けるため平日や早朝に行くといいですよ。
