この記事では、京都丹後鉄道を利用して天橋立を観光する魅力や、観光列車「あかまつ号」の特徴、さらにアクセス方法や駅周辺の駐車場情報について詳しく解説します。結論として、京都丹後鉄道は車窓から日本海の絶景を楽しめるうえ、観光列車で非日常の旅が体験できる最適なアクセス手段です。車でも電車でも便利に訪れることが出来、旅のスタイルに合わせて柔軟にプランが立てられます。この後詳しい内容を紹介していますので参考になれば幸いです。
丹後鉄道の観光列車「くろまつ号」とは?
京都丹後鉄道のくろまつ号は、レストラン列車として人気を博しています。以下に詳細をご紹介します。
列車の特徴とデザイン
黒を基調にした漆黒の外観とゴールドラインが高級感を醸し出しています。車両は「松」をモチーフとしたロゴや意匠が随所に配され内装には天然木がふんだんに使用され和モダンな世界観が表現され、落ち着いた雰囲気が感じられます。
くろまつ号の コース内容
3コースが提供されています。
モーニングコース
福知山駅10:08発→天橋立駅11:48着(約1時間40分)
陸の京都から海の京都へ変化する車窓を眺めながら、地産食材を用いたトルティーヤ&デザートを楽しめるコースです。(料金約7,000円)
ランチコース
天橋立駅13:05発→西舞鶴駅14:50着(約1時間45分)
「浦嶋伝説」をテーマにした丹後乙姫御膳をはじめ、旬の海の幸と山の幸が味わえるコースです。由良川橋梁や奈具海岸など絶景ポイントでの徐行運転や停車で景色を楽しめるコースです。(料金約14,500円)
スイーツコース
西舞鶴駅15:30発→天橋立駅16:45着
抹茶やレモンなど季節を感じる彩り豊かなスイーツがふんだんに提供されて優雅な時間を過ごせるコースです。(料金約5,500円)
サービスと体験
アテンダントによる車内案内や記念撮影サービス、乗車証明書のスタンプ等が設置されています。
車内販売では「丹鉄珈琲」や地ビール、地ワイン、丹後グッズなどが購入可能です。
車窓からの景色と停車ポイント
福知山から天橋立へは緑豊かな山間と田園風景が広がり、天橋立から西舞鶴にかけては海岸線や由良川橋梁など京都の海の景観を楽しめます。
由良川橋梁は徐行して走行しますので、まるで海上を進むような絶景が味わえスリルを感じさせてくれます。
予約・運行情報
2025年春夏コースは2025年1月30日より予約受付でした。10月以降分の発売は2025年7月3日頃から開始しています。
完全予約制ですので、席数に限りがあるため早めの申し込みをおすすめします。公式ホームページから申し込めます。
このように、京都丹後鉄道「丹後くろまつ号」は、食 と景色とデザインにこだわった非日常な体験を提供する人気のレストラン列車です。京都の海の絶景と味覚を味わいながら列車の窓越しに楽しむ特別な旅となっています。ぜひ京都の街中とは違った北の景色をお楽しみください。
天橋立駅までのアクセス方法
天橋立観光のスタート地点となる「天橋立駅」へは、電車・車・バスなど複数のアクセス方法があります。ここに主要都市からの行き方と、それぞれの特徴について詳しく紹介します。
主要都市から電車でのアクセス方法
京都から天橋立へ
電車
特急「はしだて号」
所要時間 約2時間
料金 約4,790円(普通席指定席)
高速バス
京都駅前 所要時間 約2時間15分
料金 約3,200円(通常期)
車
京都縦貫自動車道経由
所要時間 約1時間30分~2時間
大阪から天橋立へ
大阪駅→福知山駅(JR福知山線)
特急「こうのとり」または丹波路快速
福知山駅→宮津駅(京都丹後鉄道 宮福線)
普通列車または特急「はしだて」
宮津駅→天橋立駅(京都丹後鉄道 宮豊線)
普通列車
全体で約3時間前後の移動時間で料金は約5,540円(特急料金含)です。
高速バス
所要時間 約2時間30分~2時間50分
料金 約3,200円(通常期)
車
所要時間 約2時間~2時間30分
ルート 名神高速道路と京都縦貫自動車道経由
天橋立駅周辺の駐車場情報と利用のポイント
車で天橋立を訪れる際の駅周辺の駐車場事情ですが、観光シーズンや週末は特に混雑します。ここでは、主要な駐車場の情報と利用時の注意点をまとめて紹介します。
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駅近くの主要な駐車場と料金比較
天橋立駅周辺には、いくつかの有料駐車場が点在しています。代表的なものとしては「天橋立駅前駐車場」「文珠観光駐車場」「天橋立観光船乗り場駐車場」などがあり、駅から徒歩5分以内の距離にあります。料金はおおよそ1時間200円〜300円、1日最大1,000円〜1,500円程度が相場です。平日は空いていることが多いですが、休日は午前中から満車になるケースもあるため、早めの到着をおすすめします。
観光シーズンの混雑状況とおすすめ時間帯
ゴールデンウィーク、夏休み、紅葉シーズンなどは、駐車場も早朝から満車になることが多く、待機列ができることもあります。特に10時〜15時の間は混雑のピークとなるため、朝8時〜9時までに現地到着できれば、比較的スムーズに駐車できます。また、夕方の観光スタイルも混雑回避には有効です。周辺に民間駐車場もありますので予約も選択肢です。
天橋立観光沿線のおすすめスポット
天橋立だけで終わらせるのはもったいない!京都丹後鉄道の沿線には、自然の絶景や歴史ある街並みなど立ち寄って楽しめる観光スポットが数多くあります、この沿線スポットをご紹介します。
由良川橋梁・奈具海岸などの絶景スポット
京都丹後鉄道の見どころのひとつが、車窓から楽しめる京都の北の美しい海岸線です。中でも「由良川橋梁」は、まるで海の上を走っているような感覚が味わえる絶景ポイントで列車もゆっくり走ってくれます。水面すれすれを走る様は鉄道ファンにも人気で、写真映え抜群の場所です。一方、「奈具海岸」は切り立った断崖と松林のコントラストが美しく、車窓からの眺望もすばらしいです。列車の速度がゆっくりになるため、景色を堪能しやすいのも嬉しいポイントです。
丹後ちりめんや歴史ある街並みを楽しめる場所
沿線には、丹後地方の伝統文化や歴史が色濃く残る街も点在しています。特に与謝野町にある「丹後ちりめん歴史館」では、300年以上続く絹織物文化に触れたり、機織り体験も出来ます。さらに、宮津では北前船で栄えた時代の面影が残る旧商家の街並みや、国内で2番目に古いとされる「カトリック宮津教会」など見応えあるスポットがありますので、ついでに足を伸ばすとより深い旅を楽しめる所です。
天橋立丹後鉄道よくある質問と回答(Q&A)
Q1天橋立へはどの電車を使えばいいですか?
京都駅からは特急「はしだて」、大阪からは福知山乗換で京都丹後鉄道を利用するルートが一般的です。最寄りは「天橋立駅」で、観光地まで徒歩すぐです。
Q2くろまつ号に乗るには予約が必要ですか?
くろまつ号は予約が必要です。観光シーズンは混雑するため、早めの予約がおすすめです。
Q3天橋立駅周辺に駐車場はありますか?
駅周辺には有料駐車場が複数あります。駅前駐車場や観光船乗り場近くなど、1日最大1,000円〜1,500円程度で利用できます。
Q4観光列車の運行区間や時間は決まっていますか?
観光列車は主に週末や祝日に運行され、区間や時間帯は季節によって変動します。事前に公式サイトで運行スケジュールを確認してください。
Q5天橋立観光と一緒に楽しめるおすすめの場所はありますか?
由良川橋梁や奈具海岸、丹後ちりめん歴史館などが人気です。沿線に美しい自然や文化スポットが点在しており、移動そのものが観光になります。
Q6あかまつ号との違いは何ですか?
くろまつ号は完全予約制のレストラン列車で、食事付きの豪華なサービスが魅力です。一方、あかまつ号は自由席で、カジュアルに絶景を楽しめる列車です。
Q7バスでも天橋立に行けますか?
京都や大阪からの高速バスや日帰りツアーバスが運行されています。これを利用すれば乗り換えもなしで移動できます。
京都丹後の紅葉
京都丹後の秋は、山々が鮮やかに色づき、ブナ林やカエデが美しく彩られます。中でも紅葉スポットとして人気なのが、天橋立を望みながら散策できる「成相寺」や、広大な自然に包まれた「世屋高原」。滝と紅葉のコラボが楽しめる「霧降の滝」や、落ち着いた雰囲気の中でライトアップが楽しめる「慈徳院」も見逃せません。
「乙女神社」では、黄色や赤のモミジが織りなす色彩のコントラストが見事で、「ガラシャ大滝」では紅葉と滝が織りなす幻想的な景観が広がります。秋のドライブには「丹後縦貫林道」がおすすめ。紅葉に染まる山並みと青い海が織りなす絶景が待っています。
中でも「世屋高原」は、ススキ野原と紅葉が広がる壮大な景色が魅力。風に揺れる葉が光を受けて輝く様子は、まさに秋の風物詩です。それぞれのスポットが、京都の街中とは違った魅力のある丹後の自然美を心ゆくまで堪能してください。
まとめ
京都丹後鉄道での天橋立観光について紹介してきました。観光列車で海の絶景を楽しめるのは、この路線ならではの魅力です。車でも電車でもアクセスしやすく、駅周辺の観光も充実しています。美しい景色と心地よい列車旅の両方を体験してみてください。観光列車の運行情報や時刻表は、京都丹後鉄道の公式サイトを訪れてみてください。